小学1年生の壁①|学校の中が見えないまま起きたトラブル

小学校に入学して感じた違和感

小学校に入学してから、しばらくの間――
コロナ禍ということもあり、授業参観や学校行事はほとんどありませんでした。

親が学校に行く機会も少なく、
マリオが学校でどんな風に過ごしているのか、全く分からないまま
時間だけが過ぎていきました。

相変わらず、マリオは学校での出来事をほとんど話してくれません。

「今日はどうだった?」と聞いても、
「わからない」「忘れた」ばかり。

先生に電話して様子を聞いた方がいいのかな…と思いながらも、
タイミングを逃してしまっていました。

正直に言うと、
どうしたらいいのか分からなかったというのが本音です。


泣きながら帰ってきた日

ある日、マリオが泣きながら帰ってきました。

そして少ししてから、
上級生の女子たちが家にやってきたのです。

その時、直感的に思いました。

「あ、これは遊びに誘いに来たんじゃないな…」と。

その子たちの話では――

「マリオくんが○○ちゃんの足を踏んだけど謝らなかった。
だから私が『謝って!』と言って体をつかもうとしたら、
走って帰ってしまった」

…という内容でした。

突然のことで状況もよく分からず、
私はとりあえず

「よく分からないけど、
マリオが悪いことをしたならごめんね」

と伝えました。


何も話してくれないマリオ

そのあと、マリオに

「何があったの?」

と聞いてみましたが、
マリオは泣くばかりで、何も話してくれませんでした。

でも――
マリオがあんなふうに泣くなんて、相当なことがあったはず

そう思った私は、すぐに担任の先生へ連絡をしました。

状況が分からないままではいけないと思い、
他の子どもたちにも話を聞いてもらうことになりました。


先生から聞いた説明とモヤモヤ

2~3日後、学校から電話がありました。

「先日の下校についてですが…」

先生から聞いた内容は、こうでした。

みんなで帰っている中で、
マリオくんが一人で先に帰ろうとした。
それを注意したら、○○ちゃんの足を踏んで走って行こうとした。
上級生が止めようとした時に、帽子のひもが切れてしまった。
マリオくんが足を踏んだのは悪いことなので、○○ちゃんに謝ろう、
と促したがどうしても謝れなかった。

…正直、聞けば聞くほどモヤモヤしました。

足を踏んで走って帰っただけで、
あんなに大泣きする?

腑に落ちませんでした。

でも、こちらには証拠もありません。
一緒にいた子が誰なのかも分からず、
マリオの味方をしてくれる子もいませんでした。

「そう言われたら、そうなのかもしれない」

そう思うしかありませんでした。


「謝れない子」というレッテル

結局、マリオは謝ることができなかったそうで、
担任の先生からこんな言葉を言われました。

「悪いことをしたら謝ることを教えたい。
療育やご家庭でも指導をお願いします」

胸がズシンと重くなりました。

そして気がつけば、もうすぐ夏休み。

そんな中、
さらに違和感を感じる出来事が起こります。


忘れ物を取りに行った日の出来事

ある日、マリオが忘れ物をしてしまい、
夏休みに入る前に学校へ取りに行くことになりました。

担任の先生が教室まで一緒に行ってくださり、
その途中で、私は夏休みの宿題について確認しました。

すると――

「お母さん、この前言いましたよね?
何回同じこと言えばいいんですか?」

……え?

私は一度しか聞いていません。
しかも、配布されているプリントと内容が違ったから確認しただけ。

なぜ、そんな言い方をされなければならないの?

それも、
マリオの前で。

マリオはその様子を見て、
怖くなったのか、私の後ろに隠れるように足にしがみついていました。

子どもの前で言い争うのも違うと思い、
その場では何も言わずに帰りましたが――

心の中では、

足を踏んだ件
先生の言動
これまでの違和感

すべてがつながっていくような感覚がありました。


療育の先生に相談してみると

気持ちが限界に近づき、
私は療育の先生に話を聞いてもらいました。

すると、先生はこう言ってくれました。

「なんかおかしくない?
マリオくんが、他の子の足を踏んで走って帰ったことで
泣くとは思えない。
きっと何か原因があったはず。
先生の対応も、少し気になるね。
私から学校に連絡してみようか?」

その言葉に、
張りつめていた気持ちが少し緩みました。

担任の先生との関係や、
マリオのことで負い目を感じていた私は、
自分から校長先生に連絡する勇気が持てず…

療育の先生に甘える形になりました。

そして話は、
教頭先生、校長先生へと伝わり――

教頭先生から、一本の電話がかかってきたのです。

……続く

 

※本記事は筆者の実体験をもとに記載しています。
すべての方に当てはまるものではありません。

プロフィール
あるママ
arumama

【ゆるふわ育児ブログ】を読んでいただき、ありがとうございます。

aruママ

10歳差きょうだい(12歳・2歳)を育てる2児の母です。
発達に特性のある息子の子育てを中心に、実体験をもとに発信しています。

現在、12歳の発達に特性のある息子と、2歳の自由奔放な娘を育てています。

上の子は思春期まっただ中。
気持ちの切り替えが難しかったり、こだわりが強かったり、言葉にできないもどかしさを抱えながら日々成長しています。

下の子はそんなお兄ちゃんのことが大好きで、なんでも真似したいお年頃。
自分のペースでのびのびと過ごす姿に、救われることもたくさんあります。

正反対な2人に振り回されながら、毎日ドタバタですが、どちらもかけがえのない存在です。

息子が小さい頃から、「育てにくさ」を感じる場面は少なくありませんでした。

発達の特性に気づいても、すぐに答えが見つかるわけではなく、
療育、就学前相談、発達検査、小学校選び…。
そのたびに悩み、迷い、不安でいっぱいになりました。

「支援級にするべき?通常クラスで大丈夫?」
「診断は受けたほうがいい?」
「この選択は、この子の将来につながっている?」

正解のない問いを前に、検索しては不安になり、
誰かの体験談に救われて、また悩む…。
そんな日々を繰り返してきました。

このブログでは、発達に特性のある子どもとの日常や、就学・学校生活でのリアルな悩み、
2歳と12歳という年の差きょうだいならではの出来事、
親として感じた葛藤や本音を、同じ立場の目線で綴っています。

専門家ではありませんが、実際に経験してきたことをもとに、
同じように悩んでいる方の気持ちが少しでも軽くなることを願って発信しています。

子どもたちは、いつか親の手を離れて生きていきます。
だからこそ、今できることは何なのか。
先回りしすぎず、でも放り出さず、一歩ずつ一緒に進んでいけたらと思っています。

このブログが、悩んだときにふと立ち寄れる場所として、
「ひとりじゃない」と思えるきっかけになれたら嬉しいです。

※本ブログは個人の体験をもとに記載しており、特定の効果や結果を保証するものではありません。

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