■ 大きな声では言えない、子どものトイレの悩み
大きな声では言えないし、人にもなかなか聞けない。
でも、実は多くの家庭が悩んでいるのが「子どものトイレ問題」ではないでしょうか。
オムツがなかなか外れない。
トイレに行きたがらない。
夜のおねしょが続く。
私もずっと悩んでいました。
■ 発達グレーの息子と「オムツが外れない」現実
息子のマリオの場合、トイレの悩みは幼児期からありました。
療育でも何度も相談したテーマです。
それは
**「オムツがなかなか外れない」**ということ。
周りからは
「3歳で外れたよ」
「昼は外れたけど夜はまだ」
「幼稚園までに外さないと」
そんな声がたくさん聞こえてきました。
でも私は
「マリオはマリオのペースでいい」
そう思っていました。
……思っていたのに。
■ トイレに行けない日々と失敗の積み重ね
現実は、まったくトイレに行けない状態でした。
こども園では時間になると声かけをしてくれましたが、
毎日トレーニングパンツはびちゃびちゃ。
家では当然オムツ。
トイレを楽しい場所にしようと
・キャラクターグッズを置く
・声かけを工夫する
・環境を変える
いろいろ試しました。
それでも、トイレは「苦手な場所」のままでした。
■ トイレをもっと怖くした存在
その苦手意識を、さらに強くした原因がありました。
それが――父親です。
「トイレ行けよ」
「また漏れるぞ」
「なんで行けないんだ」
失敗するたび、責める言葉。
発達特性があり、失敗が苦手なマリオにとって、
これは致命的でした。
失敗=怒られる
↓
行かないほうが安全
↓
さらに失敗する
完全な悪循環です。
■ 昼はできても、夜はできなかった
こども園の習慣のおかげで、昼間のトイレは少しずつできるようになりました。
でも、夜は別問題。
体が大きくなるにつれて、
オムツ → パッド → 布団が濡れる
そんな日々が続きました。
小学4年生のはじめ頃まで、夜のおねしょは続いていました。
■ 夜尿は「体」と「心」の成長が大きい
父親は
「病院に行け」
「大人用オムツにしろ」
と責め続けました。
でも療育の先生は言いました。
「日中トイレに行けているなら、成長とともに夜も落ち着きますよ」
私はその言葉を信じ、
これ以上マリオを追い詰めたくないと思いました。
■ 環境が変わると、体も変わった
夫との考え方の相違、マリオの成長を一番に考え、離婚しました。
家の空気が変わってから、マリオの夜尿は、少しずつ減っていきました。
2日出ない
→ 3日
→ 4日
そして、自然に止まりました。
体の成長だけでなく、
安心できる環境がどれだけ大事だったか
今ならはっきり分かります。
■ 同じ悩みを抱えるあなたへ
トイレの悩みは、人に聞きづらい。
でも、悩んでいるのはあなただけじゃありません。
発達特性のある子は
「叱られてできる」子ではありません。
「安心して待ってもらえる」ことで、できる子です。
今は見えなくても、
その子なりのタイミングは、きっと来ます。
どうか、悩みすぎず
あなたとお子さんの心を守る選択をしてください。
※本記事は筆者の実体験をもとに記載しています。
すべての方に当てはまるものではありません。
