就学前は、相談と不安の連続だった
就学前の相談は本当にたくさんありました。あっちへ行ったり、こっちへ行ったり……。
療育へ行くたびに、小学生に向けた話や、活動内容も少しずつ「就学」を意識したものに変わっていきました。
「なんで小学生になるの?」という疑問
そんなある日、マリオがふと聞いてきました。
「なんでなの?」
――あれ? 珍しい。疑問を言葉にした!
でも、正直この質問、かなり難しい。
「7歳になったら小学校に行くんだよ」と言っても、「なんで?」
「勉強しないと将来困るから」と言っても、「なんで?」
……そりゃそうだよね。
私自身だって、なんで小学校に行っていたのか、うまく説明できない。
「義務教育」という言葉も、子どもにはピンとこない。
結局、「なんで?」に正解の答えを出すことは諦めました。
小学校ってどんなところ?を伝える工夫
代わりに、こんなふうに伝えました。
「こども園を卒園したら、小学校っていう場所に行くよ。
そこでは、文字を書いたり読んだり、運動をしたりする。
休み時間もあるし、給食もあるよ。」
療育の先生が作ってくれたスケジュールや、小学校の写真を見ながら、
小学校がどんな場所なのかを、ゆっくり説明していきました。
体験しないとイメージできない不安
でも、マリオは「体験したこと」がないとイメージできません。
こども園で小学校訪問をしたり、5年生のお兄さん・お姉さんと一緒に活動する機会もあったけど、そこから小学校へ通う!というイメージにはつながりません。
小学生になるということ自体が分からず、
落ち着かない日々を過ごしていました。
就学前の発達検査を受けることに
小学校に向けて、マリオの状態をきちんと知るため、
就学前に発達検査を受けることにしました。
就学前は予約が混み合うと聞いていたので、かなり早めに準備。
この検査結果は、学校にも共有される予定でした。
3歳のときは親と離れられなかった検査。
今回はどうなるのか……正直、かなり不安でした。
成長を感じた検査当日
結果は――
マリオ、別室に行って、ひとりで検査を受けられました!
もうそれだけで感動。
「成長したねぇ……」と心の中で何度も思いました。
検査は30〜40分ほど。
別室から聞こえる音に、こちらの方がドキドキ。
声が聞こえない時間が長くて、
「答えられてない?」「固まってる?」と、不安ばかりが膨らみました。
結果待ちのモヤモヤ
検査は無事終了。
結果は後日とのことでした。
帰宅後、
「どんなことしたの?」と聞いてみたけれど……
???
全く答えてくれません。
だよね。ごめんね。
聞いた私が悪かった。
結果が出るまで、約1ヶ月ほどかかりました。
マリオの場合は、発達検査の予約を療育施設からしてもらったので、
検査結果は療育施設へ届きました!
新版K式発達検査の結果
受けたのは《新版K式発達検査》。
結果は――
めちゃくちゃ凸凹(デコボコ)!
① 姿勢・運動(P-M)
- 座っていることが苦手
- 運動自体は問題なし
- 指先はやや不器用だが許容範囲
② 認知・適応(C-A)
- 数字の理解や記憶が得意
- 積み木や形合わせが大好き
- もっとやりたそうだった
③ 言語・社会(L-S)
- 言葉の理解・発語が苦手
- 指さしややりとりが少ない
- 分かっていても言葉に出ない
平均は「標準」でも…
この検査、すべてを平均して数値が出ます。
その結果――
全体の平均は、標準範囲。
「え? こんなに苦手なところがあるのに?」
そう思わずにはいられませんでした。
検査を受けて、悩みは増えた
この結果を持って、小学校へ進むことになります。
発達検査をしたことで安心できる部分もあったけれど、
正直、悩みはむしろ増えました。
この先、学校でうまくやっていけるのか。
先生や友達に理解してもらえるのか。
そんな不安を抱えたまま、
マリオは小学校へ進学することになります。
