3歳児健診で、発達の相談をすると・・市の心理士さんとの面談やら、相談やら。定期的に心理士さんとお話しすることになりました。
そこで話に出てきたのが、療育!
療育って?何??
ん?
うちの子、なんかしないといけないの?
療育について全くの無知だった私は、療育っていう所が何なのかもわからず、心理士さんからのお話を聞いて初めて知ることになりました。
ただ・・お話を聞いた感想は。
障害児・・
うちの子、障害があるの?
率直な感想でした。
本当の療育って、入所してから先生たちと話していて分かりましたが、療育ってすべての子どもたちに必要なんだよ~!ということ。ひとりひとり、個性もあるし特性もある。育つ環境によっても違う。理解の仕方も人それぞれ。これは、子どもでも大人でも同じ!
ただ、療育に通う子は特性の強い子だったり、困りごとの多い子。病院で診断名がついている子など・・健常児と呼ばれる、定型発達の子はいません。いるのかもしれないけど、親にとっても育てにくい子が療育を勧められます。
私の住んでいる地域の療育は、とても混んでいます・・どこも混んでいるのかもしれませんが。
療育を勧められ、障害児というレッテルでも貼られたかのような気分にまで落ち込み・・悩みに悩んで、いつでも辞められるしとりあえず通ってみようかな~
なんて思っていたら
療育の施設に空きがありませんので、待機となります!
え??
療育行ってみる?って言われたから、行けるんじゃないの?
簡単に通えるものだと思っていたのに、入所するためには
まず、見学に行かないといけないらしく、見学のアポから始まりました。その後は、申請するのにも、こちらと療育施設や市の窓口とをつなぐ相談員さんを見つけて、その方に依頼しないといけない・・とか。
その相談員さんも、どこもいっぱいで見つけられないかも。ということで、私の場合は、市の窓口で支援員さんを探してもらいました。(この場合は、選べない・いつになるか分からない。と言われていました)
半年・1年待ちは当たり前!と言われていました。
相談員さんが見つかるまで、通う施設を探さないといけません。療育の施設といっても、1か所や2か所ではありません。多くの子どもたちが通っているので、大きな施設から個人で経営されている施設までいっぱい。これを自分で探して見学の予約するなんて、私には気の遠くなる作業で。
こんなにまでして通わないといけないの???
という疑問が頭をよぎりました。
そんなこんなで、相談員さんが決まった!と連絡がありました。
施設もよく分からなかったし、とりあえず入れそうだといわれた大きな施設の見学予約をし、マリオと見学に行きました。
そこでは、施設の案内や療育の内容のお話を親が聞いている間に、マリオがどうやって遊ぶのか、おもちゃやブランコ、ボールなどを別の先生が付きっきりで対応してくれました。
この時に、療育に通う必要がある子なのか、どういう特性があるのかなど、先生がチェックされていたようです。療育に通うことになった場合のグループ分けの判断材料にもなったようです。
この後施設からの連絡で、順番待ちではあるけど空きができれば通所できることになりました。
ただ、通所できるまでには、相談員さんとの面談・相談員さんに申請書を作成してもらい、市に申請してから『通所許可証』が発行されなければ通えません。
またこの通所許可証をもらうための申請。相談員さんに提出してもらう分と、保護者が作成して提出する分があるんだけど。申請書名がさ・・
『障害児通所支援利用申請』
障害児て・・
決めつけられてるやん。
毎年誕生月に更新申請しないといけないんだけど。毎年毎年、気分が落ち込む。
マリオが療育に通い始めたのは3歳児になってから。
ちょうど春のグループ編成で入れる枠があったみたい。
最初はよく分からず、療育施設って1か所だけ通うものだと思っていたんだけど。療育に通うようになって、同じ日に複数の事業所は通えないけど、複数の事業所に登録することはできるみたいで。多い時で3か所の利用もしていたから、またそのお話は別で投稿するね!
これまでこども園の保護者たちからは白い目で見られていたから、ママ友なんていなかったし。同じ悩みを相談する友達もいなかったし・・
でも、療育ではみんなが子どもの悩みをもっている親たちで。
たまたまなのかもしれないけど、他の保護者の方ととても過ごしやすい空間があって。それまで子どもの悩みを相談するママ友もいないし、ママ友と言わなくても、話する親もいなかったけど・・悩みを持つ親同士、少しずつ仲良くなるママもいました!先生たちも、保護者から話を聞く時間を作ってくれていて。悩み相談しながら大泣きしたこともありました。
マリオはなかなか馴染めず、部屋をウロウロしたり、落ち着きがない状態も多々・・おもちゃの取り合いで手が出ることもあったり、お友達と仲良く過ごすにはかなりの時間が必要でした。
それでも先生たちは、一人一人の特性を理解し、怒ることはなく、気持ちに寄り添ってくれました。なかなか言葉がでないマリオには、言葉を代弁してくれたり、お友達との仲介をしてくれて。なんとか嫌がらずに療育に通いだすことができました。
療育って、子どもが通うところなんだけど。
場所や施設にもよると思うけど・・
育てにくいと思いながら毎日子育てしていて、どこにも気持ちを吐き出せない、誰にも言えないもどかしさ、子どもの発達のことでの夫婦喧嘩・・
こんな「しんどい気持ち」が積み重なって、親も疲弊してしまって、笑顔で子育て!そんなどころじゃない精神状態になっちゃうよね。
そんな疲れた毎日だったけど、療育で私の気持ちも救ってもらえた気がして。誰にも言えなかったマリオの育てにくさや癇癪のこと。こども園でのことや子どもに対する旦那のこと・・先生がゆっくり話を聞いてくれて、マリオの素敵なところを見つけて褒めてくれたり。マリオを困った子ではなく、かわいい子として対応してくれたり。
ようやく、マリオがかわいい存在だということに気づけたようでした。

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